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ベースの明るさで変わるインナーカラーの色落ち

ベースの明るさで変わるインナーカラーの色落ち
/ヒロ/更新:

インナーカラーは「同じメニューを頼んだのに、人によって色が残る期間がまったく違う」と感じやすい施術です。ここでは、色の持ちや見え方を左右している要因を一つずつ分けて整理します。自分の髪がどの条件に当てはまるかを確認しながら読んでください。

一週間ほどで色が抜けたという声がある

カラーの色落ちが早く、一週間程度で色が抜けてしまったという声があります。インナーカラーは耳まわりや襟足など、髪をかき上げたときに見える部分に入れることが多く、色が薄くなった時点で目立ちやすいのも特徴です。つまり「抜けた」と感じるまでの時間は、実際の退色の速さだけでなく、どの位置にどれくらいの面積で入れたかによっても変わります。

希望色とベースの明るさが合っているかで色の出方が変わる

希望色とベースの明るさが合っていないことで、狙った色味(ピンクなど)ではなく別の色味(オレンジ系など)に仕上がることがあります。また、緑・ラベンダー・エメラルドグリーンなど、希望した色と実際の仕上がりが異なるという声も複数見られます。

ここで重要なのは、ベースが希望色に対して合っていない場合、入れた直後の時点ですでに狙いと違う色になっているという点です。そこから退色が進むと、残るのはベース側の色味になります。同じ「一か月後」でも、ベースが合っていた人は色が薄くなるだけで済み、合っていなかった人は最初から別の色に見えているという差が生まれます。

部分ごとのブリーチ履歴の差がムラと色落ちの見え方を分ける

インナーカラーやハイトーン染めでは、部分ごとのブリーチ履歴や薬剤の行き渡り方の差から、ムラや色ムラが生じることがあります。インナーカラーは髪全体ではなく限られた範囲に入れるため、その範囲の中でも過去に染めた部分と初めて染める部分が混ざりやすい施術です。

履歴がばらついていると、色が入った直後は差が目立たなくても、退色が進む段階で抜ける速さの違いが表に出てきます。「一部だけ先に色が抜けた」と感じるケースは、この差が関係していることがあります。

履歴がそろっている部分履歴がばらついている部分
色の入り方範囲内で近い入り方になりやすい部分ごとに差が出ることがある
仕上がりのムラ目立ちにくいムラや色ムラが生じることがある
退色時の見え方全体が薄くなる形で進みやすい一部だけ先に抜けたように見えることがある
ブリーチ履歴の状態による色の入り方と見え方の違い

過去のブリーチやカラー履歴が複雑な場合、希望の色に到達できるか、追加ダメージが出ないかを事前に不安視する声も多くあります。履歴が複雑な自覚がある人ほど、当日の仕上がりだけでなく、その後の見え方にも差が出やすい条件にいると考えておくとよいでしょう。

施術範囲の認識がずれると、持ちを考える前の段階でつまずく

インナーカラーのつもりが全体や前髪まで色が入ってしまうなど、意図した範囲と違う仕上がりになる例があります。また、インナーカラーとリタッチを同時に行いたい場合に、メニュー選択や施術範囲の認識違いが起きないか確認したいという意見もあります。

範囲がずれた場合、色がどれだけ残るかという話ではなく、染め直すかどうかの判断が先に来ます。思っていた仕上がりと違った際に、お直しを頼むかそのまま様子を見るかで迷う声も見られ、大きな不満がある場合には返金・やり直しの相談や別の店舗への変更を検討する人もいます。範囲の認識合わせは、色の持ちを考えるための前提条件にあたります。

予約時にどこまで伝えられたかが、色の設計を左右する

ダブルカラーやインナーカラーなど複数の要望がある場合、ネット予約のメニュー選択だけでは伝わりにくく、電話や来店時に口頭で説明することが勧められる傾向があります。希望する色味だけでなく、ブリーチ履歴・回数・現在の明るさのレベルを具体的に伝えることが、施術可否の判断材料になっているという傾向も見られます。

一方で、色見本や過去の失敗例を伝えても、イメージ通りにならない場合があるという声もあります。写真を見せたり、既存の色味を活かす形で相談することでイメージ通りになったという声もあり、伝え方だけで結果が決まるわけではないものの、履歴とベースの情報が共有されているかどうかは色の設計に関わる要因です。薬剤や施術方法を美容師側から一方的に決められることに不安や違和感を持つケースもあるため、疑問があればその場で確認しておくのが安心です。

施術直後の扱いと自宅での色味補強に差が出る

施術直後は洗髪を控える、低温でしっかり乾かすなど、色持ちを意識したホームケアを心がける傾向があります。また、色落ちや色ムラが気になる場合に、カラーシャンプーやカラーバターでの色味補強を自宅で試す人が多いという傾向も見られます。

これらは自分でコントロールできる範囲の要因です。ベースの明るさやブリーチ履歴のように当日までに決まってしまう条件と違い、施術後の扱い方は本人の判断で変えられます。ただし効果の出方には個人差があるため、店で使っている薬剤との相性も含めて、担当者に確認しておくと判断しやすくなります。

染め直す前提で考えるときの費用の目安

色が思ったより早く抜けた場合、染め直しの費用が判断材料になります。ネット予約の掲載価格で見ると、インナーカラーの価格帯の中央値は¥15,000で、下位25%が¥12,100以下、上位25%が¥17,500以上です。

下位25%(Q1)〜中央値
12100〜15000円
中央値〜上位25%(Q3)
15000〜17500円
インナーカラーの価格帯(ネット予約の掲載価格)

なお、スタイリストを指名して直接予約する形式では掲載価格の中央値は¥9,900と、予約の経路によって価格の並び方そのものが異なります。この2つは同じ土俵の数字ではないため、比べるときは自分がどちらの経路で予約するのかを先に決めておくと混乱しません。

よくある質問

インナーカラーは一週間で色が抜けてしまうものですか?
カラーの色落ちが早く、一週間程度で色が抜けてしまったという声はありますが、すべての人に当てはまるわけではありません。希望色とベースの明るさが合っているか、部分ごとのブリーチ履歴に差がないかによって見え方は変わります。自分の髪でどの程度を見込めるかは、履歴を伝えたうえで予約時に確認してください。
ブリーチ履歴が複雑だと色の持ちに影響しますか?
部分ごとのブリーチ履歴や薬剤の行き渡り方の差から、ムラや色ムラが生じることがあります。履歴が複雑な場合は希望の色に到達できるかを不安視する声も多く、退色の段階で差が表に出ることがあります。ブリーチの回数や現在の明るさのレベルを具体的に伝えると、施術可否の判断材料になります。
希望した色と違う仕上がりになったら、すぐ染め直したほうがいいですか?
思っていた仕上がりと違った際に、お直しを頼むかそのまま様子を見るかで迷う声が見られます。大きな不満がある場合はサロンへやり直しを相談する人もいます。対応の範囲や条件は店によって異なるため、予約時または施術後にサロンへ確認してください。
予約はネットのメニュー選択だけで足りますか?
ダブルカラーやインナーカラーなど複数の要望がある場合、ネット予約のメニュー選択だけでは伝わりにくく、電話や来店時の口頭説明が勧められる傾向があります。インナーカラーとリタッチを同時に行いたい場合は、施術範囲の認識違いが起きないよう事前に確認してください。

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この記事を書いた人

ヒロ

美容室の経営コンサルタントとして10年、サロンの内側と、客として通う外側の両方を見てきた目線で書いています。

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