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縮毛矯正の食い違いは範囲と金額が施術後に分かること

縮毛矯正の食い違いは範囲と金額が施術後に分かること
/ヒロ/更新:

縮毛矯正で「思っていたのと違った」となる場面は、技術の善し悪しよりも**「聞いていたはずのことが、聞いていたタイミングと違った」**という形で現れることが多くあります。ここでは、実際に起きている食い違いのパターンを、事象として並べます。自分の希望に近いものがどれかを見つける読み方をしてください。

「全体にかけてもらえる」つもりが、部分施術や薬剤変更になる

最も重なりの多い食い違いがこれです。過去の縮毛矯正やカラーの履歴、髪のダメージの状態によって、全頭ではなく部分的な施術になったり、使う薬剤を変える判断がされることがあります。

問題になりやすいのは、その判断そのものよりも伝わる順番です。この判断は髪の状態を実際に見てから行われるため、施術が始まってから、あるいは終わってから伝えられるケースがあるとされています。結果として「全体にかけてもらえると思っていた部分が、かかっていない」「聞いていた内容と仕上がりの範囲が違う」という不満が生まれます。仕上がりの範囲についての不満は、施術内容そのものではなく、この伝達のタイミングから生まれている面が大きいということです。

なお、予約の段階で「全体にかけたい」という希望を明示しておくと、できるかどうかを先に判断してもらえるとされています。

クーポン価格がそのまま最終金額にならず、差額の説明が施術後になる

次に重なりが多いのが金額の食い違いです。掲載されているクーポン価格がそのまま最終支払額になると受け取っているケースが多く、髪質・毛量・履歴によって金額が変わる仕組みが伝わっていない状態で来店に至っています。

そのため当日、予約時のクーポン金額と実際の請求額に差が生じ、ロング料金や薬剤のグレードアップといった追加費用の説明が施術後になることが多いという食い違いが起きています。金額そのものより「終わってから知った」という順番が不信感につながっている点は、施術範囲の話と同じ構造です。

縮毛矯正の価格帯そのものにも幅があり、中央値は¥16,920で、安い方から下位25%が¥12,980以下、上位25%が¥21,500以上という分布になっています。単品での中央値は¥13,680、他の施術と組み合わせたセットメニューでは¥17,000が中央値です。つまり、掲載されている一番安い金額と、実際に自分が支払う金額の間には、もともと数千円単位の幅があり得るということです。総額がいくらになるのか、どういう条件で加算されるのかを、施術前の時点で確認できているかどうかがこの食い違いの分かれ目になります。

「完全にまっすぐで、長期間くせが出ない」という想定との差

仕上がりへの期待の面では、「縮毛矯正をすれば完全にまっすぐで長期間くせが出ない」という前提で受けているケースがあり、髪質やダメージの具合によって仕上がりに限界があることの説明不足がその想定を強めている、という食い違いが報告されています。

ここで押さえておきたいのは、これは「かかりが悪かった」という話とは別で、そもそも自分の髪でどこまでの仕上がりが可能なのかが、施術前に共有されていないという食い違いだという点です。自分の髪でどのくらいの状態を目指せるのかを、施術前に言葉にしてもらえているかが確認どころになります。

所要時間が予定より大幅に超過する、または逆に短すぎると感じる

時間についても食い違いがあります。施術時間が予定より大幅に超過するケース、あるいは逆に短すぎると感じるケースがあり、待ち時間や当日の予定への影響について不満が出ています。

縮毛矯正は工程が長い施術なので、後ろに予定を入れていると影響が出やすい部分です。逆に「思ったより短かった」という感じ方も同じ食い違いの一種として現れています。おおよその終了時間を予約時に聞いておくと、この種のずれは把握しやすくなります。

指名しても、工程の一部は別のスタッフが担当することがある

指名についての食い違いもあります。指名料を払えば最初から最後まで指名したスタイリストが担当すると受け取られていることが多い一方、実際には工程ごとに複数のスタッフが分担することが多いとされています。

縮毛矯正は薬剤塗布・放置・洗い流し・アイロンといった工程が分かれるため、この分業は構造的に起こります。価格面では、スタイリストを指定して予約する場合の中央値が¥22,000、指定なし(全員可)の場合が¥16,500と差があるため、「指名料を払ったのに」という受け取り方につながりやすい部分です。どの工程を誰が担当するのかは店によって違うので、気になる場合は予約時点の確認事項になります。

起きやすい食い違いの整理

ここまでのパターンを、想定と実際の対比で並べると次のようになります。

想定していたこと実際に起きること
施術範囲髪全体にかけてもらえる履歴やダメージにより部分施術になる、薬剤を変える判断がされることがある
範囲変更が分かる時点施術前に分かる施術が始まってから、あるいは終わってから伝えられるケースがある
支払額掲載クーポン価格がそのまま最終額ロング料金や薬剤グレードアップで請求額に差が生じる
追加費用の説明施術前に聞ける説明が施術後になることが多い
仕上がりの持続完全にまっすぐで長期間くせが出ない髪質やダメージ具合による限界がある
所要時間予定どおり終わる大幅に超過する、または短すぎると感じることがある
指名時の担当最初から最後まで指名者が担当工程ごとに複数スタッフが分担することが多い
縮毛矯正で報告されている「想定していたこと」と「実際に起きること」の対比

共通しているのは、内容そのものより「知らされる順番」がずれているという点です。施術前に確認できていれば食い違いにならなかったものが、施術後に判明することで不満になっています。自分がどのパターンに当たりそうかを把握したうえで、該当する項目を予約時・カウンセリング時に確認しておくのが現実的な向き合い方です。

よくある質問

縮毛矯正は必ず全体にかけてもらえますか?
過去の縮毛矯正やカラーの履歴、髪のダメージの状態によって、全頭ではなく部分的な施術になったり、薬剤を変える判断がされることがあります。この判断は髪を見てから行われるため、予約の段階で「全体にかけたい」という希望を伝えておくと、できるかどうかを先に判断してもらいやすくなります。
クーポン価格より高くなることはありますか?
髪質・毛量・履歴によってロング料金や薬剤のグレードアップが加算され、予約時のクーポン金額と当日の請求額に差が生じるケースが報告されています。加算の条件と総額の目安は店によって違うので、予約時に確認するとよいでしょう。
指名すれば最初から最後まで同じ人が担当してくれますか?
実際には工程ごとに複数のスタッフが分担することが多いとされています。どの工程を誰が担当するかは店や担当者によって差があるため、気になる場合は予約時に確認してください。
施術後もくせが出るのは失敗ということですか?
「完全にまっすぐで長期間くせが出ない」という前提で受けているケースが多い一方、髪質やダメージの具合によって仕上がりには限界があります。自分の髪でどこまでの仕上がりを目指せるのかは、施術前のカウンセリングで確認しておくのが確実です。

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この記事を書いた人

ヒロ

美容室の経営コンサルタントとして10年、サロンの内側と、客として通う外側の両方を見てきた目線で書いています。

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