同じ「髪質改善」というメニュー名で予約しても、仕上がりが続く期間は人によって大きく違います。1か月ももたなかったという人と、半年近く落ち着いていたという人が、どちらも「髪質改善をした」と言っている状態です。
この差はケアの上手さの話ではなく、そもそも受けた施術の中身が違うことから生まれています。ここでは、髪質改善の持ちを左右する要因を、影響の大きい順に分解していきます。
#アフィリエイト広告(記事の最後に商品リンクがあります)

同じ「髪質改善」というメニュー名で予約しても、仕上がりが続く期間は人によって大きく違います。1か月ももたなかったという人と、半年近く落ち着いていたという人が、どちらも「髪質改善をした」と言っている状態です。
この差はケアの上手さの話ではなく、そもそも受けた施術の中身が違うことから生まれています。ここでは、髪質改善の持ちを左右する要因を、影響の大きい順に分解していきます。
髪質改善はサロンの集客ワードとして使われている言葉で、実際の施術は大きく2パターンあります。トリートメント系の施術と、縮毛矯正系の施術です。
この2つは、持ちの前提がまったく違います。ストレートが続くことを期待して来店した人が、実際にはトリートメント系の施術を受けていた場合、1か月ももたずに「思っていたのと違う」という不満につながることが多い、という傾向が知られています。
つまり「髪質改善の持ちが悪かった」と感じるケースの多くは、施術が失敗したのではなく、期待していたタイプと受けた施術のタイプがずれていたという構図です。ここを取り違えたままだと、次にどのサロンへ行っても同じ結果を繰り返します。
重要なのは、メニュー名だけではどちらのパターンか判別できないという点です。同じ「髪質改善」「髪質改善トリートメント」「髪質改善ストレート」といった表記でも、店ごとに指している中身が異なります。だからこそ、予約前にどちらの施術なのかを確認しておくことが、持ちを見積もるうえでの出発点になります。
| トリートメント系 | 縮毛矯正系 | |
|---|---|---|
| メニュー名での判別 | 名前だけでは判別できない | 名前だけでは判別できない |
| ストレートの持続を期待した場合 | 1か月ももたずに不満につながることがある | 部分で約3か月、全体で約6か月が目安 |
| 予約前にすること | どちらの施術かを確認 | どちらの施術かを確認 |
縮毛矯正系の施術を受けた場合、次に効いてくる要因が施術した範囲です。
持ちの目安は、部分的な縮毛矯正で約3か月、全体で約6か月とされています。前髪や顔まわりだけ、根元だけといった部分施術は、必要なところに絞る分だけ持ちの期間も短くなる、という関係です。
| 部分(前髪・顔まわり・根元など) | 全体 | |
|---|---|---|
| 持ちの目安 | 約3か月 | 約6か月 |
| 確認しておきたいこと | どこまでが施術範囲か | 全体で進めるかどうか |
ここで注意したいのが、自分が思っている範囲と、実際に施術された範囲がずれることがある点です。施術範囲(根元のみ・部分のみなど)についての事前説明が足りず、仕上がり後に「思っていた範囲と違う」という不満につながるケースが見られます。
範囲がずれていれば、当然、持ちの見積もりもずれます。「全体のつもりだったのに、実際は部分だった」という状態では、半年もつと思っていたものが3か月ほどで気になり始めることになります。予約時や施術前のカウンセリングで、どこからどこまでを施術するのかを口に出して確認しておくと、この種のずれは避けやすくなります。
持ちの話をするうえで、髪の現状も無視できない要因です。
ダメージが強い髪への縮毛矯正については、薬剤のリスクに関する説明が不十分なまま進んでしまい、後から認識のずれが生じるという傾向があります。ここは技術的な当否に立ち入る話ではなく、自分の髪の状態について、事前にどこまで説明を受けられたかという確認の問題です。
以前にカラーやブリーチを繰り返している、過去の縮毛矯正が残っている、といった心当たりがある人は、施術前にその履歴を伝えておくほうが、範囲や進め方の相談がしやすくなります。逆に、そうした事情の共有がないまま進んだ場合、想定と違う仕上がりになる余地が残ります。
もうひとつ、予約の段階で確認できる要因があります。担当の体制です。
指名料は担当スタイリストを指名するための料金ですが、実際の施術は工程ごとに分担されることが多く、シャンプー、薬剤の塗布、アイロンなどをアシスタントが担当し、仕上げやカットのみ指名したスタイリストが行う体制は一般的です。これはサロンの回転を成立させるための構造で、特に縮毛矯正系ではアイロン工程を含む大部分がアシスタント担当になることもあります。
この体制自体は珍しいものではありませんが、事前に説明されないため「指名した意味がない」という不満につながりやすい部分です。どこまでを指名した人が担当するのかは予約時に確認できるので、気になる人は聞いておくとよいでしょう。
価格の話も、持ちと無関係ではありません。
予約時のクーポン価格から、来店後に薬剤変更・グレードアップ・追加メニューなどで料金が上乗せされるケースが多く、事前説明なく会計時に驚くという声が多数見られます。つまり、予約したときの内容と、実際に受けた内容が変わっている可能性があるということです。
参考として、髪質改善の価格帯の中央値は¥14,385で、下位25%が¥10,800以下、上位25%が¥19,465以上という幅があります。単品での中央値は¥11,000、他の施術と組み合わせたセットメニューでは¥14,665です。予約時の表示価格がこの幅のどこにあるか、そして当日に内容が変わったのかどうかを把握しておくと、「何を受けたから、どのくらい持つのか」を自分で整理しやすくなります。
以上を、読者が自分の状況に当てはめる形に並べ直すと次のようになります。
このうち、上の2つは持ちの期間そのものを決める要因で、下の3つは「思っていた施術と実際の施術がずれないようにする」ための要因です。持ちが短かったと感じたときは、まずどのタイプの施術だったのかを振り返るところから始めると、原因の切り分けがしやすくなります。

この記事を書いた人
ヒロ
美容室の経営コンサルタントとして10年、サロンの内側と、客として通う外側の両方を見てきた目線で書いています。
当サイトの記事は、公開されている情報をもとにした傾向のまとめであり、確定した事実を示すものではありません。 個々の店舗や状況に必ずしも当てはまるとは限らないため、実際の料金・施術内容はご利用前に各店舗へご確認ください。